クアラルンプール「ジャラン・アロー」で朝食は楽しめる?屋台街の賢い歩き方
マレーシアの首都クアラルンプールを訪れるなら、活気あふれる屋台街、**ジャラン・アロー(Jalan Alor)**は外せませんよね!特に夜は、熱気に包まれた屋台から美味しそうな香りが漂い、多くの人で賑わいます。でも、「朝ごはんもジャラン・アローで食べられるのかな?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
残念ながら、結論から言うと、ジャラン・アローの屋台のほとんどは、お昼前から夜にかけてオープンするため、朝食の時間帯に活気がある屋台はごくわずかです。しかし、がっかりするのはまだ早いですよ!ジャラン・アロー周辺には、朝食を楽しめるお店が点在しています。
今回は、ジャラン・アローの朝の様子と、周辺で美味しい朝食を楽しむためのヒントをご紹介します。
ジャラン・アローの朝は「静けさ」に包まれる
夜とは打って変わって、朝のジャラン・アローは驚くほど静かです。シャッターが閉まった屋台が並び、清掃作業をしている人を見かけるくらいで、観光客の姿もまばらです。
これは、ジャラン・アローが夕方から深夜にかけてがメインの屋台街だから。多くの屋台が仕込みを始めるのはお昼近くからで、本格的にオープンするのは夕方以降になります。そのため、「朝から活気ある屋台街の雰囲気を楽しみたい!」という期待で行くと、少し拍子抜けしてしまうかもしれません。
でも大丈夫!ジャラン・アロー周辺で朝食を楽しむには?
ジャラン・アローの通り自体では朝食の選択肢は少ないですが、周辺エリアには美味しい朝ごはんを楽しめるお店がいくつかあります。
1. ローカルの「コピーティアム(Kopitiam)」を探してみよう!
マレーシアの昔ながらの喫茶店「コピーティアム」は、地元の人々が朝食をとる定番スポットです。ジャラン・アローから少し足を伸ばせば、昔ながらのコピーティアムを見つけることができます。
ここでは、以下のようなマレーシアの定番朝食が楽しめます。
- カヤトースト(Kaya Toast): 焼いたパンにココナッツミルクと卵、砂糖などで作られた甘い「カヤジャム」とバターを挟んだもの。半熟卵に浸して食べるのが一般的です。
- 半熟卵(Half-boiled Eggs): マレーシアの朝食の定番。醤油と胡椒をかけて食べます。
- ミーゴレン(Mee Goreng): 辛めの味付けが特徴の焼きそば。
- ナシレマ(Nasi Lemak): ココナッツミルクで炊いたご飯に、サンバル(辛いチリソース)、ピーナッツ、イカンビリス(小魚の揚げ物)、ゆで卵などを添えたマレーシアの国民食。
- テタレ(Teh Tarik): 泡立つまで何度も高い位置から注ぎ入れて作るミルクティー。甘くて美味しいです。
これらのメニューは、朝早くから営業していることが多いので、地元の人々に混ざって、本場の朝食体験ができますよ。
2. ホテルの朝食ビュッフェを利用する
宿泊しているホテルに朝食ビュッフェがある場合は、それを利用するのが最も手軽で確実な方法です。多くのホテルでは、マレーシア料理だけでなく、洋食や中華など、幅広い選択肢が用意されています。
3. ショッピングモール内のカフェやレストラン
ジャラン・アローに近いブキッ・ビンタンエリアには、大型ショッピングモールが多数あります。これらのモール内には、朝早くからオープンしているカフェやレストランも入っているので、涼しい場所でゆっくりと朝食を楽しみたい方におすすめです。
ジャラン・アローを楽しむなら「夜」がベスト!
繰り返しになりますが、**ジャラン・アローの魅力は、やはり夜に最大限に発揮されます。**夕方から多くの屋台が活気づき、シーフード、サテー、中華料理など、バラエティ豊かなマレーシアの屋台グルメを心ゆくまで堪能できます。
もし、「ジャラン・アローの雰囲気も朝にちょっとだけ見てみたい」というのであれば、静かな朝の屋台街を散策するのも、夜の喧騒とは異なる発見があって面白いかもしれません。ただし、本格的な食体験は夜に取っておくのがおすすめです。
まとめ:ジャラン・アローは夜、朝食は周辺で!
クアラルンプールのジャラン・アローは、夜の屋台街としてその真価を発揮します。朝食の時間帯は閑散としているため、美味しい朝ごはんを求めるなら、周辺のコピーティアムやホテルのビュッフェ、ショッピングモール内のカフェなどを利用するのが賢い選択です。
旅の計画に合わせて、ジャラン・アローの「夜の顔」と、周辺で楽しめる「朝の味」を上手に組み合わせて、クアラルンプールの食を存分に満喫してくださいね!