生後3ヶ月の赤ちゃんは「にこにこ」「あやすと声出す」！急成長をサポートする関わり方と不安解消ガイド
「うちの子、生後3ヶ月になったけど、この成長って普通なのかな？」
「あやしたら笑ってくれるようになった！もっと色々なことができるようになりたいな」
赤ちゃんが生まれて3ヶ月。首がすわり始めたり、声を出すようになったり、と日々の成長に驚きと感動でいっぱいの日々を過ごしているママ・パパも多いのではないでしょうか。この時期の赤ちゃんは、あっという間に色々なことができるようになり、ますます可愛さが増してきますよね。
でも、同時に「他の子と比べて成長が遅い気がする…」「この声の出し方は大丈夫？」など、小さな不安を感じることもあるかもしれません。
この記事では、生後3ヶ月の赤ちゃんの平均的な発育発達を詳しく解説し、この時期に現れる可愛い変化と成長を促すための関わり方、そして新米ママ・パパが抱えがちな不安を解消するヒントまで、まるわかりでご紹介します。これを読めば、あなたの育児がもっと楽しく、安心して赤ちゃんとの毎日を過ごせるようになりますよ！
1. 生後3ヶ月の赤ちゃんってどんな感じ？心と体の発育発達
生後3ヶ月は、赤ちゃんの成長が目覚ましい時期です。心と体の両面で、様々な変化が見られるようになります。
1-1. 【身体の発育】体重・身長・そして「首すわり」
この時期の赤ちゃんは、生まれてからさらに大きく成長します。
体重・身長: 個人差はありますが、体重は順調に増え、身長もぐんぐん伸びる時期です。
男の子の目安：体重約5.3～8.7kg、身長約58.6～69.2cm
女の子の目安：体重約5.0～8.2kg、身長約57.5～67.8cm
※あくまで目安です。赤ちゃんの成長曲線に沿って順調に増えていれば心配ありません。
首すわり: 個人差が大きいですが、生後3ヶ月〜4ヶ月頃に首がすわる赤ちゃんが増えてきます。
縦抱きにしたときに首がぐらつかない。
うつ伏せにしたときに自分で頭を持ち上げ、左右に動かせる。
仰向けに寝かせた状態から両手を持って引き起こしたときに、頭が遅れずに体についてくる。
これらのサインが見られたら、首がすわってきている証拠です。焦らず、赤ちゃんのペースを見守りましょう。
1-2. 【心の発達】「あやすと笑う」喜びとコミュニケーションの芽生え
生後3ヶ月の赤ちゃんは、感情表現が豊かになり、いよいよママ・パパとのコミュニケーションが本格的にスタートします。
社会的微笑（あやすと笑う）: 生後2ヶ月頃から見られ始め、この時期にはあやしたり、話しかけたりすると、「にこっ」と笑顔を返してくれるようになります。これは、相手の働きかけに対して感情で応える「社会的微笑」という大切な発達のサインです。
「アーウー」など声を出す（クーイング）: のどを鳴らすような「アー」「ウー」といった可愛らしい声（クーイング）を出すようになります。これは、言葉の準備運動のようなもの。たくさん話しかけてあげましょう。
追視の確立: 動くものを目で追う（追視）のが上手になります。おもちゃを目で追ったり、ママ・パパの顔をじっと見つめたりするようになります。
手をじっと見る・口に持っていく: 自分の手を認識し始め、じっと見つめたり、指しゃぶりをしたりするようになります。これは、五感を使って自分の体を発見している大切な成長の証です。
2. 生後3ヶ月の赤ちゃんとの「楽しい関わり方」
この時期の赤ちゃんは、五感が発達し、周囲の刺激をぐんぐん吸収します。積極的に関わって、成長をサポートしてあげましょう。
2-1. コミュニケーションは「五感」を意識して
たくさん話しかける・歌を歌う: 「あー、そうなんだね」「おはよー！」など、赤ちゃんが理解していなくても、目を見てたくさん話しかけ、歌を歌ってあげましょう。赤ちゃんはママ・パパの声を聞くことで、安心感を得て、言葉の音を学び始めます。
優しく触れる・マッサージ: 抱っこしたり、優しくなでたり、ベビーマッサージをしたりして、触れ合いの時間を増やしましょう。肌と肌の触れ合いは、赤ちゃんの情緒の安定と、親子の絆を深めるために非常に大切です。
様々なものを見せてあげる: カラフルなモビール、光るおもちゃなど、視覚を刺激するものをを見せてあげましょう。外を散歩して、色々な景色を見せてあげるのも良い刺激になります。
音の出るおもちゃで遊ぶ: ガラガラや鈴など、音の出るおもちゃで遊んであげましょう。音のする方向に顔を向けたり、手を伸ばそうとしたり、聴覚と視覚の連携が促されます。
2-2. 遊びを通して「身体の発達」を促す
うつ伏せ遊び（タミータイム）: 首がすわり始めるこの時期には、うつ伏せ遊びを取り入れましょう。短時間から始めて、赤ちゃんが嫌がらない程度でOK。首や背中の筋肉を鍛え、首すわりの練習になります。必ずママ・パパが見守りながら行ってください。
手足の動きをサポート: 手足の運動が活発になるので、手足を持って優しく動かしてあげるなど、サポートしてあげましょう。
体を揺らしてバランス感覚を養う: 抱っこで優しく揺らしたり、バウンサーに乗せたりして、体の揺れを感じさせてあげましょう。バランス感覚を養うことにつながります。
2-3. 生活リズムを整えるヒント
生後3ヶ月頃から、少しずつ生活リズムを意識し始めると良いでしょう。
朝はカーテンを開けて光を浴びる: 体内時計を整えるために、朝になったらカーテンを開けて自然光を浴びさせましょう。
昼と夜のメリハリ: 日中は賑やかに、夜は静かに過ごすなど、昼夜のメリハリをつけることで、徐々に夜にまとまって眠れるようになっていく赤ちゃんもいます。
3. 生後3ヶ月の育児で「よくある疑問と不安」を解消！
この時期ならではの疑問や不安もたくさんありますよね。
3-1. Q. 夜泣きが始まった気がする…どうすればいい？
A. 生後3ヶ月頃から、夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。原因は様々で、日中の刺激過多、寝る前の興奮、成長による一時的なものなどが考えられます。
まずは原因を探る: おむつが汚れていないか、お腹が空いていないか、体調が悪くないかを確認しましょう。
ルーティンを作る: 寝る前に絵本を読む、マッサージをするなど、入眠ルーティンを作ると安心感が生まれて寝つきやすくなることがあります。
抱っこ・添い寝: 安心して眠れるよう、抱っこしたり、添い寝したりしてあげましょう。
無理は禁物: どうしても泣き止まない時は、一旦休憩するのも大切です。パートナーと交代したり、一時的に預けたりして、ママ・パパ自身も休息を取りましょう。
3-2. Q. 授乳間隔や量がばらばらで心配…
A. 生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ授乳間隔が定まらないのが普通です。欲しがる時に欲しがるだけ与える「自律授乳」で大丈夫。
体重増加が順調ならOK: 母子手帳の成長曲線に沿って体重が増えていれば、基本的に問題ありません。
飲ませすぎでは？と心配なら: 吐き戻しが多かったり、うんちがゆるすぎたりする場合は、一度小児科医や助産師に相談してみましょう。
3-3. Q. 首すわりが遅い気がするけど大丈夫？
A. 首すわりには個人差が非常に大きいです。一般的には3ヶ月〜4ヶ月頃が目安ですが、中には5ヶ月頃になる赤ちゃんもいます。
焦らないで！: 焦って無理に首を座らせようとせず、うつ伏せ遊びなどでサポートしながら、赤ちゃんのペースを見守りましょう。
4ヶ月健診で相談: 4ヶ月健診で、発達の専門家がチェックしてくれます。心配な場合は、その時に具体的に相談してみましょう。
4. ママ・パパの心と体のケアも忘れずに
赤ちゃんの成長は嬉しいけれど、新米ママ・パパも心身ともに疲れていることがあります。
「完璧な育児」を目指さない: 育児書通りにいかないことの方がたくさんあります。完璧主義を手放し、「まあいっか」の気持ちで臨みましょう。
休める時に休む: 赤ちゃんが寝ている間に、一緒に休んだり、家事を後回しにしたりする勇気を持ちましょう。
頼れる人に頼る: パートナー、両親、友人、地域の支援サービスなど、遠慮なく助けを求めましょう。
情報過多に注意: インターネットやSNSの情報を鵜呑みにしすぎず、不安になったら信頼できる専門家（医師、助産師、保健師）に相談しましょう。
まとめ：生後3ヶ月は「笑顔」と「声」で溢れる喜びの時期！
生後3ヶ月の赤ちゃんは、身体的にも精神的にも大きく成長する、とても可愛らしい時期です。
首すわりに向けた成長と、あやすと笑う「社会的微笑」、クーイングといったコミュニケーション能力の芽生えが特徴。
たくさん話しかけ、触れ合い、遊びを通して五感を刺激することで、赤ちゃんの成長をサポート。
夜泣きや授乳の不安は一人で抱え込まず、プロや周りに相談する。
この時期ならではの感動と喜びを、ぜひ毎日たっぷり味わってくださいね。赤ちゃんとの絆を深めながら、一緒に成長していくかけがえのない時間を、笑顔で過ごしましょう！