【旅前必読!】クロアチアは治安が良いって本当?旅を楽しむための3つの注意点
アドリア海の宝石とも称される美しい国、クロアチア。ドブロブニクの旧市街を歩き、プリトヴィツェ湖群国立公園の神秘的な湖を眺め、美味しいシーフードに舌鼓を打つ…想像するだけでワクワクしますよね!
クロアチアは一般的に「治安が良い国」として知られており、初めての海外旅行や女性の一人旅でも安心して楽しめる、という声もよく聞かれます。確かに、凶悪犯罪は少なく、観光客が巻き込まれるような大きな事件はめったにありません。
しかし、どんなに治安が良い国であっても、日本とは文化も習慣も異なります。油断は禁物!せっかくの素敵な旅を台無しにしないためにも、知っておきたい注意点がいくつかあります。今回は、クロアチア旅行を心ゆくまで楽しむために、特に気をつけてほしい3つのポイントを、具体的な対策とともにお伝えします。
1. 観光客を狙う軽犯罪に注意!スリ・置き引きはどこでも起こりうる
クロアチアの街を歩いていると、歴史的な建造物や美しい景色に目を奪われがちですよね。しかし、そんな観光客の「隙」を狙う軽犯罪は、残念ながら存在します。
具体的な注意点と対策
スリ: 人混みの中でターゲットにされやすいです。特に、以下のような場所では警戒を怠らないでください。
旧市街の混雑した通りや広場: ドブロブニクのプラツァ通りやスプリットのディオクレティアヌス宮殿周辺など、観光客で賑わう場所は要注意。
市場や公共交通機関: 路面電車やバスの中、市場での買い物中は、注意が散漫になりがちです。
観光名所の入り口や出口付近: 多くの人が立ち止まる場所も狙われやすいです。
置き引き: カフェやレストランで荷物を足元や椅子の背もたれに置いたままにするのは危険です。一瞬の隙に持ち去られることがあります。
対策:
貴重品は分散して持ち歩く: 全てのお金を一つの財布に入れたり、パスポートと財布を同じ場所に入れたりするのは避けましょう。パスポートのコピーを別の場所に持っておくと安心です。
バッグの持ち方: リュックは前抱きに、ショルダーバッグはたすき掛けにして、常に体の前面で管理しましょう。口がしっかり閉まるもの、チャック付きのものがおすすめです。
常に荷物から目を離さない: 特にカフェやレストランでは、膝の上に置くか、椅子と体の間に挟むなどして、常に意識を向けてください。
高価なブランド品は避ける: 必要以上に目立つ服装や持ち物は、狙われるリスクを高めます。シンプルな格好を心がけましょう。
2. 空き巣被害にも用心!アパートメント利用時は施錠を徹底
ホテルに宿泊する方も多いと思いますが、近年はアパートメントタイプの宿泊施設を利用する方も増えていますよね。暮らすように旅ができるのが魅力ですが、その分、ホテルのような厳重なセキュリティではない場合もあります。
具体的な注意点と対策
無施錠での外出・就寝: 「ちょっとそこまで」と鍵をかけずに出かけたり、就寝時に窓やドアの鍵を閉め忘れたりすると、空き巣の被害に遭うリスクが高まります。
オートロックがない建物: 建物自体にオートロック機能がない場合、誰でも侵入できてしまう可能性があります。
対策:
外出時・就寝時の施錠確認: 窓やバルコニーのドアを含め、全ての鍵を確実に閉める習慣をつけましょう。たとえ短時間の外出でも油断は禁物です。
貴重品の管理: 部屋に貴重品を置きっぱなしにせず、セーフティボックスがあれば活用しましょう。持ち歩く分以外はスーツケースに入れ、施錠しておくのも有効です。
不審な人物に注意: アパートメントの出入り口付近で不審な人物を見かけたら、すぐにその場を離れるか、大家さんや管理会社に報告しましょう。
口コミの確認: 宿泊予約サイトでアパートメントを選ぶ際は、セキュリティに関する口コミも参考にしましょう。
3. 歴史の傷跡、未処理の地雷地域には絶対に立ち入らない!
クロアチアは、1990年代の旧ユーゴスラビア紛争という悲しい歴史を持っています。主要な観光地は安全に整備されていますが、一部の地域にはまだ戦争の傷跡が残っており、地雷が完全に撤去されていない場所も存在します。これは、旅行者が絶対に知っておくべき、最も重要な注意点の一つです。
具体的な注意点と対策
表示のない場所への立ち入り: 「立ち入り禁止」の表示がなくても、明らかに荒れていたり、人気のない森や野原、廃墟などには好奇心から安易に近づかないでください。
不自然な場所での停車・休憩: 幹線道路から外れた場所や、看板のない場所での停車や休憩は避けましょう。
対策:
指定された観光ルートから外れない: 観光客が訪れる場所は、安全が確保されています。道標に従い、整備された観光ルートから外れないように行動しましょう。
「STOP MINES」の標識に注意: 地雷の危険がある場所には、「STOP MINES」という標識や、頭蓋骨のマーク、赤白のテープなどで警告されています。これらの標識を見たら、絶対にその先に進まず、すぐに引き返してください。
現地の情報を確認する: もしレンタカーなどで移動する予定がある場合は、外務省の海外安全情報や現地の最新情報を事前に確認し、危険な地域を把握しておきましょう。
不審な物を触らない: 道端に落ちている不審な金属片や物体には、絶対に触れないでください。
まとめ:賢い旅の準備でクロアチアを満喫しよう!
クロアチアは、息をのむような美しい自然と歴史的な街並みが魅力の国です。ご紹介した注意点をしっかり頭に入れておくことで、より安全で快適な旅を楽しむことができます。
旅の安全は、情報収集と意識ひとつで大きく変わります。
出発前には、外務省の海外安全情報を確認し、旅行中も常に周囲に意識を向け、警戒心を持つことを忘れないでください。そして、何か困ったことがあれば、ためらわずに現地の警察や日本大使館・領事館に相談しましょう。
美しいクロアチアで、あなたの心が満たされる素晴らしい旅になることを心から願っています!