産後ママ必見!新生児の抱っこ「横抱き」の基本とコツを徹底解説
「赤ちゃんを抱っこするのって、なんだか怖くて緊張しちゃう…」「これで合ってるのかな?」
出産を終えて、いよいよ始まる赤ちゃんとの生活。その中でも、「抱っこ」はママと赤ちゃんの絆を深める大切な時間です。特に生まれたばかりの新生児は、まだ首がすわっておらず、デリケートなため、正しい抱っこの方法を知っておくことはとっても重要!
今回は、新生児の抱っこの基本中の基本である「横抱き」に焦点を当て、その正しい方法と、赤ちゃんもママも快適に過ごせるコツを詳しくご紹介します。ベネッセの育児情報を参考に、不安なく自信を持って抱っこできるように練習していきましょう!
なぜ「横抱き」が新生児の基本なの?
新生児期(生後0~28日)の赤ちゃんは、まだ首の筋肉が発達しておらず、自分の頭を支えることができません。そのため、頭をしっかり支えることができる「横抱き」が最も安全で、赤ちゃんにとっても安心できる抱き方とされています。
首への負担を軽減: 新生児の頭は体重の約1/4を占めると言われるほど重く、首がグラグラしないようしっかりと支える必要があります。横抱きなら、大人の腕で赤ちゃんの頭からお尻までを安定して支えられます。
安心感を与える: ママのお腹の中にいた時のような、包み込まれる姿勢に近い横抱きは、赤ちゃんに安心感を与え、心地よい眠りを誘います。
授乳姿勢への移行がスムーズ: 横抱きは、そのまま授乳姿勢に移行しやすいのもメリットの一つです。
これで完璧!新生児「横抱き」の正しい方法とコツ
それでは、具体的な横抱きの方法を見ていきましょう。焦らず、ゆっくりと確認しながら実践してみてくださいね。
準備するもの:ママの気持ちと快適な環境
リラックスしたママの心: ママが緊張していると、赤ちゃんにも伝わってしまいます。深呼吸をして、リラックスした気持ちで抱っこに臨みましょう。
安定した場所: 最初はソファやベッドなど、座って安定した場所で練習するのがおすすめです。
【ステップ1】赤ちゃんの頭をしっかり支える
利き腕(例えば右利きなら右手)を赤ちゃんの首の下に優しく差し込みます。 手のひら全体で、赤ちゃんの頭から首、肩にかけてを包み込むように支えましょう。この時、赤ちゃんの耳のあたりに親指がくるようにすると、安定しやすいです。
もう一方の腕(例えば左手)は、赤ちゃんの背中からお尻にかけて支えます。 手のひらがお尻の真下に来るようにすると、お尻が落ちるのを防げます。
【ステップ2】体を密着させて安定させる
赤ちゃんの体を、ママの体(お腹や胸)にしっかりと密着させます。 ママの体がクッション代わりになり、赤ちゃんがより安定します。この時、赤ちゃんの顔がママの胸やお腹に深く埋もれて息苦しくならないよう、少し顔を外側に向けるか、ママの体との間に隙間を作るように注意しましょう。
赤ちゃんのお腹とママのお腹が向かい合うように抱きます。 これにより、赤ちゃんはママの温もりを全身で感じることができ、安心感が増します。
【ステップ3】ゆっくりと立ち上がる(座っている場合)
座っている状態から立ち上がる際は、ゆっくりと重心を移動させながら立ち上がりましょう。 急な動きは赤ちゃんをびっくりさせてしまいます。
立ち上がった後も、赤ちゃんの首と体がぐらつかないか再度確認しましょう。
【コツ1】赤ちゃんの背骨を一直線に保つ意識
赤ちゃんを抱っこする際、背骨がCカーブを描くのが自然な姿勢ですが、抱っこの際に不自然に丸まりすぎたり、逆にまっすぐになりすぎたりしないよう、背骨がなだらかなS字カーブを描くように意識すると良いでしょう。特に、赤ちゃんが沈み込みすぎないように、お尻を支える方の腕で少し持ち上げるイメージを持つと安定しやすいです。
【コツ2】赤ちゃんの目を見て優しく話しかける
抱っこしている間は、赤ちゃんの目を見て優しく話しかけてあげましょう。「可愛いね」「大好きだよ」といった言葉や、子守唄を歌ってあげるのも良いですね。ママの声は、赤ちゃんにとって何よりの安心材料になります。
【コツ3】ママの姿勢も大切!
赤ちゃんを抱っこするママ自身の姿勢も大切です。猫背になったり、肩に力が入ったりすると、ママの体に負担がかかり、赤ちゃんも不安定になりがちです。
背筋を伸ばし、肩の力を抜く
赤ちゃんの重さを腕だけでなく、体全体で支えるイメージを持つ
長時間抱っこする際は、抱っこひもやクッションなどを活用して負担を軽減する
こんな時は要注意!NGな抱っこ方法
誤った抱き方は、赤ちゃんに負担をかけたり、落下のリスクを高めたりする可能性があります。以下の点に注意しましょう。
首がグラグラする抱き方: 頭を支えずに抱っこしたり、首が後ろに反ってしまうような抱き方は絶対に避けましょう。
片手で不安定な抱き方: 片手だけで抱っこするのは、赤ちゃんが滑り落ちる危険があるため大変危険です。常に両手でしっかりと支えましょう。
高い位置から抱き上げる: 高い位置から急に抱き上げたり、下ろしたりすると、赤ちゃんが驚いてしまうだけでなく、落下のリスクも高まります。常に低い位置から慎重に抱き上げ、下ろしましょう。
赤ちゃんが苦しそうな抱き方: 顔が埋もれていたり、手足が不自然な形で固定されていたりしないか、常に赤ちゃんの様子を確認しましょう。
抱っこは「愛のコミュニケーション」
新生児期の抱っこは、授乳やおむつ替えと同じくらい大切な赤ちゃんとのコミュニケーションの時間です。最初はぎこちなくても、毎日繰り返すうちに、きっとママの腕に赤ちゃんはすっぽりと収まり、安定して抱っこできるようになります。
抱っこすることで、ママの愛情が赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんの心も体も健やかに育っていきます。抱っこを通じて、かけがえのない親子の絆を深めていきましょう。