使いにくい!を解消!キッチンの吊り戸棚、デッドスペースをなくす活用術
キッチンの上部に設置されている吊り戸棚。
「一番上の棚、何が入っているか分からない…」
「奥のものが取り出しにくくて、結局使っていない…」
「デッドスペースが多くて、もったいないな…」
このように感じている方は多いのではないでしょうか。使い勝手が悪いと感じる吊り戸棚も、ちょっとした工夫で劇的に使いやすさがアップし、収納力がぐんと高まります。
ここでは、キッチンの吊り戸棚を有効活用し、デッドスペースをなくすための具体的なアイデアをいくつかご紹介します。
1. 吊り戸棚を「ゾーン分け」する
まずは、何をどこにしまうか決めておきましょう。
使用頻度で分ける:
手の届きやすい下段: 毎日使う食器や調味料、お弁当箱など。
脚立が必要な上段: 季節のイベント用食器(お正月のお重など)や、ストック品、非常食など、使用頻度の低いもの。
種類で分ける:
向かって左側: 調味料、保存容器、製菓道具など。
向かって右側: 乾物、お茶、コーヒーセットなど。
このようにざっくりとゾーン分けすることで、「あれ、どこにしまったっけ?」と探す手間が省けます。
2. 「取り出しやすさ」を追求するアイテムを活用
吊り戸棚の最大の課題は、「奥のものが取り出しにくい」こと。この問題を解決する便利グッズがたくさんあります。
アイデア①:取っ手付きの収納ボックス・ケース
高い場所でも、取っ手があれば楽に引き出せます。
使い方:
調味料やレトルト食品、お菓子のストックなどを種類ごとにまとめて収納します。
ポイント: 中身がひと目で分かるよう、ラベルを貼っておくとさらに便利です。透明なボックスなら中身が見えて探しやすくなります。
アイデア②:コの字ラックや重ねられるラック
吊り戸棚内の空間を上下に有効活用できます。
使い方:
お皿やコップを重ねて収納することで、デッドスペースをなくし、収納量を増やせます。
ポイント: 複数並べて使うことで、収納する物の大きさに合わせて高さを調節できます。
アイデア③:扉裏のスペースも活用
戸棚の扉の裏側も、見逃せない収納スペースです。
使い方:
扉裏に付けるフック: S字フックや吸盤式のフックを使い、計量スプーンや布巾などを吊り下げて収納します。
扉裏ポケット: 扉裏に貼り付けるタイプの収納ポケットを使えば、ラップやアルミホイルなどを立てて収納できます。
3. 「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける
すべてを隠してしまうと、どこに何があるか分からなくなってしまいます。
見せる収納:
透明なガラス容器にスパイスや乾物を入れ、吊り戸棚の下段に並べるなど。見た目もおしゃれで、中身が分かりやすいです。
隠す収納:
生活感の出やすいもの(洗剤のストックなど)は、蓋つきのボックスにまとめて収納しましょう。見た目がすっきりし、キッチン全体が整った印象になります。
4. 掃除と整理整頓を習慣化する
吊り戸棚を使いやすく保つためには、定期的な見直しが欠かせません。
年に一度は見直しを: 季節の変わり目など、年に一度は吊り戸棚の中身をすべて出して、不要なものがないか、賞味期限切れの食品がないかなどをチェックしましょう。
拭き掃除: すべての物を出したついでに、棚板の拭き掃除も行いましょう。油汚れがこびりつく前に掃除することで、清潔な状態を保てます。
まとめ
キッチンの吊り戸棚は、使い方次第で無限の可能性を秘めた収納スペースです。
ゾーニングで物の定位置を決める。
取っ手付きボックスやラックで取り出しやすくする。
扉裏のスペースも有効活用する。
これらのアイデアを実践して、あなたのキッチンをもっと快適で使いやすい場所に変えてみませんか?