浴室の床材張替えで滑りにくく!安全で快適な浴室リフォームの方法
浴室での転倒は、特に高齢者や子どもがいる家庭で大きなリスクです。実際に、浴室の滑りやすい床は事故の原因のひとつ。そこで注目したいのが、床材の張替えで滑りにくくする方法です。
この記事では、浴室リフォームで床材を選ぶ際のポイントと、安全で快適に過ごせる床材の種類、おすすめの施工方法を詳しく紹介します。
1. 浴室の滑りやすさの原因
浴室の床が滑りやすくなる原因は主に次の3つです。
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水や石けんカスで濡れる
浴室は常に湿気があり、シャワーや洗浄で床が濡れやすい環境です。 -
素材の表面が滑らか
タイルやフラットな樹脂床は、濡れると滑りやすくなります。 -
水はけが悪い
排水がうまくいかないと水が溜まり、滑りやすくなります。
2. 滑りにくい床材の選び方
浴室の床材を張替える際に押さえておきたいポイントは以下です。
① 滑り止め加工がある床材を選ぶ
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タイルなら表面に凹凸やザラザラ加工があるもの
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樹脂系の床材は滑りにくいマット仕上げがおすすめ
② 水はけの良い勾配を確保
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排水口に向かって床を緩やかに傾斜させる
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水が残らない構造にすることで滑りにくさがアップ
③ 見た目と安全性のバランス
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高級感のあるタイルも滑り止め加工付きなら安心
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色や柄で視覚的に段差や濡れ具合が分かりやすい床材もおすすめ
3. おすすめの滑りにくい床材
① 磁器タイル(滑り止め加工付き)
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耐久性が高く、水にも強い
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表面に凹凸があるタイプを選ぶと安心
② 樹脂系フロア(ユニットバス用)
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水はけが良く、柔らかいので転倒時の衝撃を吸収
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掃除もしやすく、滑りにくい加工のものが多い
③ コルク・天然素材系
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水に強いタイプなら柔らかく温かみがある
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足裏に優しく滑りにくいが、メンテナンスはやや必要
4. 床材張替えで滑りにくくする施工のポイント
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既存の床の状態を確認
タイルの剥がれや水漏れがないかチェック -
適切な下地処理
水はけの良い勾配を作るために下地を調整 -
滑り止め加工の床材を選定
施工後も安全性が保たれるよう、メーカーの推奨品を使用 -
排水口周りの工夫
水が溜まりやすい部分は凹凸や溝を入れて滑りにくく
5. さらに安全性を高めるポイント
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マットや滑り止めシートを併用
高齢者や子どもがいる場合、補助的に使用するのがおすすめ -
手すりの設置
床材だけでなく、手すりを取り付けることで転倒リスクを大幅に減らせます -
日常の掃除で滑りにくさを維持
石けんカスやヌメリをこまめに取り除くことが重要
まとめ:滑りにくい床材で安全な浴室リフォームを
浴室の床材を張替える際には、見た目だけでなく滑りにくさ・水はけ・掃除のしやすさを重視することが大切です。
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凹凸やマット加工の床材を選ぶ
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水はけを考えた下地処理で安全性アップ
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マットや手すりでさらに転倒予防
滑りにくい床材に張替えることで、浴室での事故を防ぎながら、快適で掃除のしやすい空間を手に入れることができます。